いちばんやさしいマーケティングの教本(中野崇さん)の解説と感想

👤著者の紹介&本書の概要📚

中野崇 さん

早稲田大学教育学部教育心理学専修卒。良品計画を経て2005年にマクロミルへ入社。

現在はスタートアップ・大手企業・NPOなど様々な法人に対して事業開発・組織開発のコンサルティングを提供。

30・40代の若手経営層向けにはキャリアデザイン支援・エグゼクティブコーチングも実施している。

【こんな人におすすめ】

・マーケティングをこれから学びたいと思っている人

・マーケティングの基本を復習したい人

・マーケターへの転身や営業にマーケティングの要素を取り入れたい人

【本書のポイント】

マーケティング戦略策定の4つのステップ

❶環境分析

❷STPの策定

❸マーケティングミックスの策定

❹目標設定、効果測定

①マーケティング戦略策定の4つのステップ

❶環境分析

→一言で言うと「3C分析」のこと

①顧客と市場の理解

②競合分析

③自社分析

❷STPの策定

顧客のニーズを発見し、そのニーズを満たす方法を考えるためのフレームワークを作る

❸マーケティングミックスの策定

「どのような商品にするか」「価値の届け方」を考えること

❹目標設定、効果測定

目標を立てて、目標が達成できているかを振り返る

詳しい方法を解説します!

❶環境分析に関して

①顧客と市場の理解

□顧客が抱えるニーズは何かを考える

□市場規模を調べる(人口推計や法人企業統計調査などで調べる)

□5F分析で市場の魅力を見極める

②競合分析、自社分析

□SWOT分析を活用

自社の強み、弱み、自社にとっての機会、脅威の4つの項目から考える分析手法。

自社の強み、弱み→内部要因なのでコントロールできる

自社にとっての機会と脅威→外部要因なのでコントロールできない

❷STPの策定

セグメンテーション

ターゲティング

ポジショニング

の頭文字。

セグメンテーション→性別、年代、所得水準、ライフステージ、商品利用経験、商品満足度、商品利用率・頻度で考える

ターゲティング→市場規模があるかどうか。

ポジショニング→競合商品との差別化のこと。

❸マーケティングミックスの策定

これは有名な4P分析です。過去の投稿でも何度も出てきている内容ですが、復習しましょう!

商品、価格、流通、価値訴求の4つを考えることです。

□商品:商品コンセプトを明確にする

□価格:商品の提供価値からして適正かどうかで価格を決める

□流通:顧客が買いやすく、効率的に商品を届けるためにはどうしたら良いかを考える

□価値訴求:ターゲットに訴求しやすいメディアを選ぶ

❹目標設定と効果測定

□目標の立て方

マーケティング目標(売上)=ターゲットの人数✖️自社商品の購入率✖️単価✖️購入回数

に仮の数字を当てはめて目標を設定する

□効果測定のやり方

・誰が商品を購入しているか考える

・商品満足度や今後の購入意欲をアンケートやレビューで確認する

【感想】

マーケティングをこれから学びたい人が、いちばん最初に読むのにふさわしい一冊でした。

体系的に学べるだけではなく、そもそもマーケティングの重要性とは?のような根本的な考え方から学べるのが良い点だと思いました。

私も最初そうだったのですが、小手先のマーケティング手法や、フレームワークだけ知って学んだ気になりやすい分野だと思っています。

本で学んだ内容を自分の仕事に応用することで、初めてマーケティングを学んだと言えると思います。

是非本書の内容から一つでも実践いただき、マーケティング思考ができる人材になるきっかけにしていただければ幸いです!

①マーケティングを学ぶメリット

マーケティング=顧客ニーズを理解し、売れる商品と売れる仕組みを作ること

運営者情報

こんにちは、とがゆうと申します。

・年間に本を300冊以上読む無類の読書好き。
・金融機関でパワハラを受けうつ病に→読書で前を向く→楽天に転職→大手IT企業でコンサルタント
・2022年11月から本格的にブログ執筆開始。

ビジネス書籍やその実践を通して得た学びを共有するようなブログを運営中です。

あなたの新たな学びや知識のきっかけになれば幸いです!
よろしくお願い致します。

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