フォロワー300人のまま、約1年で会員が約4倍に。SNS集客でフォロワー数より先に見るべき数字とは?

「フォロワーが少ないので、SNSで集客するのはまだ先だと思っています」

「まずはフォロワー1,000人を目指して、毎日投稿しています」

お店や教室、個人で仕事をしている方からSNSの相談を受けていると、よく聞く言葉です。

先に結論を書きます。

インスタのフォロワーが300人前後のまま、約1年で会員が32名から126名になったピラティス教室があります。

集客のために先に見るべきなのは、フォロワー数ではありません。

「通える人に届いているか」「見た人が予約まで進めているか」「来た人が何で知ったか」の3つです。

フォロワー300人の教室で起きたこと

私たちは兄妹で、兵庫県宝塚市を拠点に地域情報発信メディアを運営しています。SNSの総フォロワーは約3万人で、地元のお店40社以上のSNSのお手伝いもしてきました。

そのうちの1つが、宝塚市のピラティススタジオ「アウラ」さんです。インスタの運用を約1年お手伝いしています。

会員数は、こう変わりました。

2025年秋 32名

2026年1月 74名

2026年5月 120名

2026年9月 126名

1店舗目の予約が埋まり、2店舗目も出店しています。

一方で、同じ期間のインスタのフォロワーは、168人から300人。増えたのは130人ほどです。

もちろん、インスタだけで会員が増えたわけではありません。チラシ、ネットの検索、前を通って気になった方など、入口はいくつもあります。

それでも、フォロワーが少ないことは、集客が進まない理由にはなりませんでした。

月に1回、記録している数字

アウラさんとは月に1回打ち合わせをして、数字を記録しています。

記録している項目の中で、フォロワー数は、いちばん重視していない数字です。

代わりに見ているのは、次のような数字です。

・投稿を見た人の数

・プロフィールを見に来た人の数

・プロフィールから予約ページへ進んだ人の数

・体験に来た方が、何でスタジオを知ったか

最後の1つは、インスタの画面には出てきません。体験に来た方に、スタジオ側でアンケートを取ってもらっています。

フォロワー数は「つながっている人の数」で、「来る人の数」ではない

ここが、この記事でいちばん伝えたいことです。

実は私(兄)は以前、本を紹介するアカウントを2万フォロワーまで伸ばしたことがあります。でも、それが仕事や売上につながることは、ほとんどありませんでした。

フォロワー数は、そのアカウントとつながっている人の数です。見てくれている人がどこに住んでいて、自分の商品を必要としているかまでは教えてくれません。

お店や教室に来てくれるのは、「通える距離に住んでいて、投稿を見て、気になって、プロフィールで確かめて、予約した人」です。

この流れのどこかが切れていると、フォロワーが何万人いても、来店は増えません。

逆に、この流れがつながっていれば、フォロワーが300人でも人は来てくれます。

アウラさんの発信で大事にしてきたのも、この流れです。通える地域の方に向けて、教える人の人柄やレッスンの中身が伝わる動画を出す。気になった人が、迷わず予約ページまで進めるようにしておく。フォロワーを増やす工夫より、こちらに時間を使ってきました。

フォロワー数より先に見る3つの数字

ここからは、お店や教室、個人で仕事をしている方が、自分のSNSで確かめられる形にします。

【1】見ている人が、通える地域に住んでいるか

インスタの分析画面(インサイト)では、フォロワーがどの市区町村に多いかを確認できます。自分のお店に通える地域の名前が、上位に入っているかを見てください。

【2】プロフィールから、予約ページや地図まで進んだ人の数

投稿がたくさん見られても、プロフィールで止まっていれば、来店にはつながりません。プロフィールへのアクセスと、リンクのタップ数を、月に1回、同じ日に記録します。

【3】来てくれた人が、何で知ったか

これはスマホの画面では分かりません。初めて来た方に「何で知ってくださったんですか」と1問だけ聞いて、メモしておきます。

インスタ、チラシ、検索、通りがかり、紹介。3か月ほど続けると、自分のお店にはどの入口が効いているのかが見えてきます。

人が集まると、次の課題が来る

会員が増えた今、アウラさんの次の課題は「教える人が足りない」ことです。

今は同じインスタで、スタッフ採用のための発信も一緒に進めています。9月に出した採用の動画は、いつもの投稿の約4.5倍見られました。

フォロワー数ではなく、誰に届いて、その人が次に何をしたか。集客でも採用でも、見るところは同じだと思っています。

今日からできること

フォロワー数を追いかける前に、ひとつだけ試してみてください。

次に初めてのお客さんが来たら、「何で知ってくださったんですか」と1問だけ聞いて、スマホのメモに残す。

1か月たまったら、読み返してみてください。

フォロワー数の画面では見えなかった、自分のお客さんの来かたが分かるはずです。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました!

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次回も、SNSとマーケティングで大事にしている考え方を、実際の現場から書きます。

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運営者情報

人口22万人の宝塚市で、SNS総フォロワー3万人の地域情報発信メディア「タカたび」を運営する兄妹です。兄は元楽天、妹は元地銀。会社員としてビジネスの基本・コミュニケーション・営業を学び、会社を辞めて地元を変えるために本気で活動しています。お店や会社のSNS集客とAI活用を支援し、その実践をこのブログで毎日公開しています。

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