地元のお店紹介リールでやりがちな5つの間違い。0秒目の地名と最後の2行とは?

「撮るところまではできたんですけど、編集で何を残せばいいのか分からなくて」

「台本どおり全部入れたら、最後まで見てもらえなくて」

地元のお店を紹介するリールを始めたばかりの方から、この2つをよく聞きます。

私たちは兵庫県宝塚市で、地域情報発信メディアを兄妹で運営しています。宝塚だけで発信していた時期に、インスタが月に100万回見られたことがあります。人口22万人の街でです。その間に自分たちのアカウントで、動画の「ある・なし」を比べるテストを何度もやってきました。

この夏、今年から一緒に活動を始めたメンバーの1本目のリールを添削したとき、伝えたのはその結果だけでした。好みの話ではなく、自分たちのアカウントで確かめた型の移植です。この記事はその5つを、そのまま書きます。読み終わると、次の1本の編集で「残すもの」と「削るもの」が決まります。

結論から書きます。

  1. 0秒目に地名を固定で出す。自己紹介が始まるまで消さない

  2. 最後は「店名」と「アクセス」の2行で終える。そのあとに何も足さない

  3. 予約方法や営業時間は動画から出して、キャプションに書く

  4. キャプションの1行目に、限定ワード(夏限定・期間限定など)を入れる

  5. サムネの文字は、中央の正方形に収める。テロップは1行13文字前後、尺は1分以内

間違い① 0秒目に、どこの街の話か出ていない

●問題点

最初の数秒は、動画の中身より先に「自分に関係あるか」で判断されます。地元の人にとって、その判断材料は地名です。地名がないまま料理のアップから始まると、どこの話か分からないうちにスクロールされます。

●対策

0秒目から自己紹介が始まるまで、「兵庫県宝塚市」のように県名からの地名を白の背景板に固定表示します。私たちのアカウントで「あり」と「なし」を比べたところ、「あり」のほうが圧倒的に伸びました。街によって差は出るかもしれないので、まずは「あり」で数本出して、その街で確かめてください。

地元の子ども体操教室の支援でも、地域のテロップは動画の最後まで常時表示にしています。地名は最初の数秒だけでなく、途中から見た人にも要ります。

間違い② 最後に予約方法や営業時間まで動画で説明している

●問題点

台本どおり全部入れると、店名を言ったあとに予約方法や時間の説明が続きます。店名以降は飛ばされやすく、そこが長いほど視聴完了率が下がります。

●対策

最後は、店名とアクセスの2行だけで終えます。

あじさいのある喫茶店
📍◯◯駅から徒歩1分

白背景に黒文字が見やすいです。予約の詳細は「予約は本文をチェック」の1言に置き換えて、そこで動画をプツっと終わらせます。きれいに閉じようとするほど長くなるので、終わり方は短いほうが最後まで見てもらえます。

間違い③ 動画から削った情報を、どこにも書いていない

●問題点

動画を短くすると、予約方法や販売時間やお店のアカウントが動画から消えます。消えたままだと、見た人がお店にたどり着けません。

●対策

削った情報は、全部キャプションに移します。予約の方法、販売時間、お店のアカウントへの案内。動画は「行きたい」を作る場所、キャプションは「行ける」を作る場所、と役割を分けます。お店のアカウントを本文で紹介すると、お店側からも見つけてもらいやすくなります。

間違い④ キャプションの1行目が、ただの店名になっている

●問題点

キャプションの1行目は、動画の下に最初に見える文です。ここが「◯◯に行ってきました」だと、まだそのお店を知らない人には関係のない文になります。私たちの過去投稿を分析すると、「夏限定」「期間限定」を含む投稿が、伸びた投稿の上位に集まっていました。

●対策

1行目に限定ワードを入れます。「夏限定」「今だけ」「土曜だけ」。実際に限定であることが条件です。限定でないものを限定と書くのは、嘘になるので書きません。限定がないお店なら、店名ではなく「自家製麺のラーメン、宝塚で見つけました」のように、まだ知らない人に届く言葉から書き始めます。

間違い⑤ サムネの文字が、正方形からはみ出している

●問題点

サムネは、検索画面やプロフィールの一覧では中央の正方形しか表示されない端末があります。縦長のまま文字を配置すると、駅名や商品名の下半分が切れて消えます。

●対策

サムネを作るときに、中央の正方形(1080×1080)の透明な枠を作って、その中に文字を収めます。文字どうしは隣り合うくらい詰めて構いません。テロップも同じで、1行13文字前後にまとめると読めます。尺は1分以内にします。

地域情報発信メディアが実際にやっている編集の型

5つをまとめると、こういう順番になります。

  1. 0秒目: 地名の固定表示(自己紹介まで)

  2. 最初の1カット: 企画の全容が分かる画。似た画角を続けない

  3. 本編: 1本1メッセージ。テロップは1行13文字前後

  4. 最後: 店名+アクセスの2行で終える

  5. キャプション: 1行目に限定ワード、そのあとに予約・時間・お店のアカウント

  6. サムネ: 中央の正方形に収める

企画の名前をどうするか、で長く悩む方が多いのですが、私たちの現場では、企画の名前そのものが再生に直接効いたことはありませんでした。効いていたのは、最初の数秒で引き付けられているかどうかです。名前は後から決めて構いません。

型は「好み」ではなく「確かめたこと」です

ここが、地元で発信を始めたばかりの方にいちばんお伝えしたいところです。

編集の指摘は、好みの話に見えます。地名を出すか出さないか、最後をどう終えるか。人によって言うことが違うので、始めたばかりの人ほど迷います。

私たちが伝えている5つは、自分たちのアカウントで「ある・なし」を比べて確かめたものと、支援先で同じ指摘が繰り返し出たものだけです。確かめていないことは伝えていません。だから、この5つは「まずそのまま」で構いません。数本出して、自分の街で違う結果が出たら、そのときに自分の型に変えてください。始めたばかりのときに要るのは、正解ではなく、比べるための最初の形だと思っています。

今日からできること

  1. 次の1本の0秒目に、県名からの地名を固定で入れる

  2. 最後を店名+アクセスの2行で終えて、そのあとを全部削る

  3. 削った情報をキャプションに移し、1行目に限定ワードを入れる

  4. サムネを正方形に切って、文字が切れていないか確かめる

  5. 同じ形で3本出して、地名の「あり」が自分の街でも効くかを見る

目安は、0秒目・2行・1行目・13文字・1分です。3本出せば、その街での違いが見えてきます。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました!

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地方の「おもろい」を発信する兄妹マーケター「タカたび」です。兵庫県宝塚市を拠点に活動しています。Instagramフォロワー約2.3万人(宝塚市最大規模)。兄は元楽天のECコンサルタント、妹は元地方銀行員。SNS発信とAIのフル活用を武器に、地元企業の集客支援とローカルインフルエンサーの育成に取り組んでいます。このブログでは、地域創生×SNS×AI活用の実践のリアルを毎日公開しています。

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