「毎日投稿しているのに、お客さんが増えない」
「やり方は調べた。何から手をつければいいかが分からない」
地元のお店の方から、この2つをよく聞きます。
私たちは兵庫県宝塚市で、地域情報発信メディアを兄妹で運営しています。これまで地元のお店40社以上のSNSを見てきました。8月末に地元で開いた勉強会で、いちばん多くの方が頷いてくださったのは、「方法はあふれている。足りないのは順番」という話でした。
今週、noteに5本の記事を書きました。プロフィールの3行、4つの媒体の名前、伸びた投稿の扱い方、読まれる記事の共通点、Threadsで返信がついた問い。別々の話に見えますが、書き終えてから読み返すと、全部が同じことを言っていました。投稿を書く前に決めることがあって、その順番を飛ばすと、投稿を増やすほど散らばる、ということです。
この記事は、その5本のまとめです。それぞれの記事で出した「持ち帰れる基準値」を、投稿より先に決める順番に並べ直しました。各論を読みたい方は、途中のリンクから元の記事へ飛べます。
結論
投稿を書く前に決めることは、この5つです。順番も、この順です。
-
誰に来てほしいかを、プロフィールの3行に書く(誰に・来るとどう変わるか・なぜこの店)
-
4つの媒体(インスタ・Googleマップ・公式LINE・ホームページ)の名前と説明を、同じにする
-
お客さんに聞かれた質問を3つ書き出す(投稿の題材は、ここから取る)
-
投稿の最後の一文を、読む人が答えられる問いにする(知り合い3人の顔が浮かぶ問い)
-
伸びた1本は「偶然」として扱い、中央値の3倍が題材を変えて2回出るまで型と呼ばない
1と2は、投稿を始める前に一度だけやることです。3と4は、投稿を書くたびに見返すことです。5は、投稿が伸びた日に思い出すことです。
そしていちばん大事なのは、この5つのうち、AIに任せられるのは「並べる」作業だけで、決めるのは全部お店の方だ、ということです。今週の5本を通して、私たちが自分たちの現場でいちばん強く感じたのはここでした。
ここから、5つを順番に書きます。
順番① 誰に来てほしいかを、3行で決める
●よくある間違い
「みんなに来てほしい」と書く。売りを「こだわり」の言葉で書く。想いを最初に長く書く。地元のお店のプロフィール文で、私たちがいちばん多く見てきた3つです。
●先に決めること
選ばれる理由を3行にします。1行目は誰に来てほしいか(駅の名前と、その人の状況)。2行目は来るとどんな良い変化があるか(1つだけ)。3行目はなぜこの店をやっているか(1文だけ・最後に置く)。
基準値は、プロフィール文の上限150字の中に、この3行と、場所・売り・営業時間・行きやすさの4項目を全部入れることです。入りきらない話は、ハイライトに逃がします。
この3行は、お店の方が新しく考えて作るものではありません。すでに来てくださっているお客さんの中から拾うものです。地元のカフェの打ち合わせで、看板メニューを目当てに来てくださる方を思い浮かべていったら、2種類のお客さんがいることが分かり、1行目はそこから決まりました。
▼くわしくはこの記事で
順番② 4つの媒体の名前と説明を、同じにする
●よくある間違い
Googleマップは開業のときの正式名、インスタは後から始めた愛称、公式LINEは「◯◯公式」。営業時間を変えたのに、直したのはインスタだけ。リンクの行き先が媒体ごとに違う。
これは怠けているから起きるのではなく、書いた人と書いた時期が違うから、必ず起きます。私たち自身、自分たちの8つのSNS・媒体をAIに読ませて並べたら、名前が3系統ありました。毎日発信していても、こうなります。
●先に決めること
4つの媒体(インスタ・Googleマップ・公式LINE・ホームページ)の文をそのままAIに貼って、「違うところを表にして」と頼みます。表にするのは6項目(店名/場所の書き方/営業時間/何のお店か/誰に向けた言葉か/リンクの行き先)。決めるのは3つ(正式な店名/誰に・何屋かの1行/使わない言葉のリスト)。直すのは1媒体15分です。
基準値は、4つの媒体・6項目・決めごと3つ・1媒体15分。
▼くわしくはこの記事で
順番③ 聞かれた質問を3つ書き出す
●よくある間違い
今日のおすすめ、新メニュー、営業のお知らせ。その日に読まれる投稿だけを毎日出し続けて、あとから探される投稿が1本もない。
●先に決めること
私たちのnoteで、今週もいちばん読まれていたのは、1年以上前に書いた1本でした。全期間で6,892ビュー。アカウント全体の7割を超えています。読み返して見つけた共通点は3つで、検索する人の言葉の並びがタイトルになっていること、知りたい人は多いのに深く書いている人が少ないテーマだったこと、答えを先に置いていたことです。
お店の場合、この「知りたい人は多いのに誰も深く書いていない話」は、お客さんから何度も聞かれている質問の中にあります。基準値は、聞かれた質問を3つ書き出して、1つを投稿にすること。答えを先に書いて、判断できる数字を1つ添えることです。
▼くわしくはこの記事で
順番④ 最後の一文を、答えられる問いにする
●よくある間違い
投稿の最後が「ぜひお越しください」で終わる。読んだ人が返す言葉を持っていないので、会話が生まれません。
●先に決めること
同じ日にThreadsへ出した2本が、18,992回と172回に分かれたことがあります。伸びたのは「宝塚のモーニング、みなさんどこに行かれますか」と地元の人に聞いた1本。伸びなかったのは、一般的な問題提起から入ったノウハウの1本でした。
違いは、答えが読む人の側にあったことです。基準値は、投稿の最後の一文を「知り合い3人以上の顔が浮かぶ問い」にすること。まずは今週1本だけ、最後の一文を変えてみてください。
▼くわしくはこの記事で
順番⑤ 伸びた1本は、3倍と2回まで「偶然」として扱う
●よくある間違い
1本だけ伸びた翌日に、同じ投稿をもう一度出す。伸びた理由をAIに決めさせる。次の投稿で全部の要素を寄せる。
●先に決めること
伸びた1本は、まず偶然として扱います。型と呼ぶのは、自分のアカウントの直近10〜20本の中央値の3倍以上が、題材を変えて2回出てからです。次の1本で変えるのは、1つの要素だけ。
AIに任せるのは、数字を並べる・倍率を出す・違いを5つの観点で言葉にする、の3つまでです。「なぜ伸びたか」を決めるのと、次の1本で何を変えるかを決めるのは、人がやります。
基準値は、中央値の3倍で「際立ち」、1.5倍で「有望」、題材を変えて2回で「型」。
▼くわしくはこの記事で
方法は足りている。足りないのは順番だと思っています
5本の記事を並べて、私たちが自分たちの現場で感じたのは、この1つでした。
投稿の書き方、伸ばし方、AIの使い方は、調べればいくらでも出てきます。足りないのは方法ではなく、どれを先にやるかです。誰に来てほしいかを決めずに投稿を増やすと、投稿ごとに違う人に向いた文が積み上がります。4つの媒体の名前がばらばらのまま伸びると、インスタで保存した人がGoogleマップで別のお店だと思います。伸びた1本の理由を決めずに次を作ると、当たりに引っ張られて全部を寄せたくなります。
順番が逆だと、頑張るほど散らばる。順番が合っていると、1本ずつが積み上がる。私たちが支援に入るときに最初にやるのが投稿の添削ではなく決めごとの聞き取りなのは、このためです。
そしてもう1つ。今週の5本で、AIがやったのは全部「並べる」作業でした。8つの媒体のプロフィールを表にする。伸びた投稿とそれ以外の違いを5つの観点で言葉にする。AIが賢いから見つかったのではなく、並べたから見つかった。決めたのは、毎回人でした。
お店の方の時間は、営業に使うのがいちばんだと思っています。決めごとを一度作ってしまえば、投稿を書く時間は減り、迷う時間はもっと減ります。
今週できるアクション5つ
-
プロフィール文を開いて、1行目に「誰に」(駅名とその人の状況)が書いてあるか見る(3分)
-
4つの媒体の文を1つのメモにコピーして、AIに「違うところを表にして」と頼む(15分)
-
この1ヶ月でお客さんに聞かれた質問を3つ書き出す(5分)
-
最新の投稿の最後の一文を、知り合い3人の顔が浮かぶ問いに書き換える(5分)
-
伸びた投稿があったら、直近10〜20本の中央値と比べて、3倍以上か見る(5分)
1〜4で30分ほどです。全部を1日でやらなくていいので、上から順に、1日1つで十分です。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
この記事が少しでも「勉強になった」と思っていただけたら、
ぜひ「スキ(♡)」を押して応援よろしくお願いします。
また、公式LINEでは、SNS集客のノウハウやイベント情報をいち早くお届けしています。
ぜひ今のうちに登録して、情報を受け取ってくださいね!
▼インスタ×AI×集客の公式LINEはこちら
▼SNS集客×AIに関する記事をメールで受け取って学びを習慣化しましょう(無料ニュースレターに今のうちに登録推奨です☺️)
この記事は note にも掲載しています。

コメント