8つのSNS・媒体に、自分たちの名前が3種類ありました。
これは地元のお店の話ではなく、私たち自身の話です。
私たちは兵庫県宝塚市で、地域情報発信メディアを兄妹で運営しています。これまで地元のお店40社以上のSNSを見てきました。その私たちが9月のはじめに、自分たちのインスタ・Threads・X・note・Substack・ホームページ・YouTube・TikTokの8つのSNS・媒体のプロフィールを、AI(Claude Code)に全部読ませて突き合わせてみました。
出てきたのは、名前が3系統、地名の書き方が3通り、使わないと決めたはずの言葉が3つの媒体に残っている、という表でした。ターゲットや提供価値(発信内容)を日々試行錯誤しているうちに毎日発信している私たちでも、こうなってしまってました。(反省です)
前回の記事で、プロフィールの3行を決め直すときは「名前・アイコン・プロフィール文」の3点をそろえる、と書きました。今日はその続きです。インスタの外側、Googleマップや公式LINE、ホームページまで含めて、お店の名前と説明をそろえる手順を書きます。私たちが自分たちの8つのSNS・媒体でやったことを、お店向けに4つの媒体へ絞った形です。
▼前回の記事(選ばれる理由の3行)はこちら
結論
お店の名前と説明は、4つの媒体(インスタ・Googleマップ・公式LINE・ホームページ)の文をそのままAIに貼って、「違うところだけ表にして」と頼むと、15分で全部見えます。
見るのは4つの媒体。表にするのは6項目(店名/場所の書き方/営業時間/何のお店か/誰に向けた言葉か/リンクの行き先)。決めるのは3つ(正式な店名/誰に・何屋かの1行/使わない言葉のリスト)。直すのは1媒体ずつ15分です。
そしていちばん大事なのは、ずれは怠けているから起きるのではなく、「書いた人と書いた時期が違う」から必ず起きる、ということです。だから直すのは文ではなく、決めごとのほうです。決めごとが1枚あれば、次に媒体が増えても同じずれは起きません。
ここから、私たちの8つのSNS・媒体で実際に見つかった3つのずれを、お店の4つの媒体に置き換えて書きます。
よくあるずれ① 名前が媒体ごとに違う
●問題点
私たちの場合、地元住民の方向けの4つの媒体(インスタ・Threads・YouTube・TikTok)は「宝塚グルメ&おでかけ情報」、Xはお店の方向けの名前、note・ホームページ・Substackは「AI×SNSで地方創生」の名前でした。地名も「(宝塚)」「(兵庫県宝塚市)」「なし」の3通り。
それぞれ、作った時期と目的が違うので、作ったときは全部正しかったんです。ただ、並べると「同じ人たちだ」と分かりにくい。アイコンを統一はしていましたが、「どういう人たちか」がぶれてしまっていた。
お店なら、Googleマップは開業のときに正式名で登録し、インスタは後から愛称で始め、公式LINEは「◯◯公式」と名づけた、という形でこれが起きます。
私たちがお店の初期設計で「インスタは、ここ行きたいと先に調べて保存しておく人の場所。Googleマップは、今近くで探している人の場所」と役割を分けてお伝えしているのは、この2つが同じお店だとつながって初めて、来店まで届くからです。インスタで保存した人が、Googleマップで別の名前を見ると、同じお店だと気づかないことがあります。
●対策
正式な店名を1つ決めて、4つの媒体を同じ表記にします。愛称を使いたいときは「正式名|愛称」のように、正式名を先に置きます。地名も「宝塚」か「兵庫県宝塚市」か、1つに決めます。
私たちは、お店の方向けの4つの媒体(X・note・ホームページ・Substack)は同じ名前に、住民の方向けの4つは「宝塚グルメ&おでかけ情報」のまま、と役割で2つに分けて、それぞれの中で1つにそろえました。役割が本当に違う媒体は、無理に1つにしなくて大丈夫です。ただ、その中では1つです。
よくあるずれ② 使わないと決めた言葉が、古い媒体に残る
●問題点
私たちには、使わないと決めた言い回しがいくつかあります。決めたのは9月のはじめですが、その言葉が、直したつもりの後も3つの媒体に残っていました。毎日開く媒体ではなく、たまにしか開かない媒体に残ります。
お店なら、「NEW OPEN」「夏季限定」「テイクアウト始めました」がGoogleマップの説明文に残っている。営業時間を変えたのに、直したのはインスタのプロフィールだけ。読む人は、古いほうを見たら古いほうを信じます。
●対策
「使う言葉」と「使わない言葉」を1枚のリストにします。私たちのリストは、使う事実が7つ、使わない言葉が5つでした。多くなくていいです。
このリストがあると、AIに「この4つの媒体に、使わない言葉が残っていないか見て」と聞くだけで済みます。全部の媒体を人が読み直す必要がなくなります。私たちも、3つの媒体に残っていた言葉を見つけたのは、人の目ではなく、この突き合わせでした。
よくあるずれ③ リンクの行き先と順番がばらばら
●問題点
私たちの場合、お店の方向けの公式LINEへのリンクが、インスタでは4番目、Threadsではnoteより下、ホームページにはゼロ、という状態でした。「お店の方はLINEへ」と発信しているのに、どの媒体から来るかで、LINEにたどり着くまでの道が違っていたわけです。
お店なら、インスタのリンクは予約サイト、Googleマップのウェブサイト欄は古いホームページ、LINEの登録はレジ横のポップにしかない、という形で起きます。
●対策
「最後に来てほしい場所」を1つ決めて、4つの媒体の1番目のリンクをそこにそろえます。予約が欲しいなら予約ページ。来店前の質問を受けたかったり日々の情報発信を確実に見てほしいなら公式LINE。
私たちは、お店の方向けの媒体はお店向けの公式LINEを1番目に、住民の方向けの媒体は住民向けの公式LINEを1番目に、と決めて並べ替えました。
マーケターが実際にやっている方法
私たちが自分たちの8つのSNS・媒体でやった手順を、お店の4つの媒体に置き換えて、そのまま書きます。
-
4つの媒体(インスタのプロフィール/Googleマップの店舗情報/公式LINEのプロフィール/ホームページの店舗情報)に今書いてある文を、そのままコピーする。スクショではなく文字で
-
AIに貼って、下の依頼文で「違うところを表にして」と頼む
-
表を見て、3つ決める(正式な店名/誰に・何屋かの1行/使わない言葉のリスト)
-
1媒体15分で貼り替える。全部を1日でやらなくていい
-
貼り替えたあと、もう一度4つをコピーしてAIに貼り、「まだ違うところはありますか」と聞く
依頼文は、これをそのまま使ってください。ChatGPTでもGeminiでも、新しいチャットで動きます。
以下は、同じお店の4つの媒体に今書いてある文です。店名・場所の書き方・営業時間・何のお店か・誰に向けた言葉か・リンクの行き先の6項目について、媒体ごとに違うところを表にしてください。合っている項目は書かなくて大丈夫です。
【インスタのプロフィール】
(ここに貼る)
【Googleマップの店舗情報】
(ここに貼る)
【公式LINEのプロフィール】
(ここに貼る)
【ホームページの店舗情報】
(ここに貼る)
1行目に「〜してください」のお願いを置くのには理由があります。
AIに頼みごとをするときは、チャットに文章を打ち込みます。私たちはお店の方向けに、その文章(依頼文)をあらかじめ作って渡しています。今週、その依頼文を実際にAIに貼って試したところ、2回、AIが「それはできません」という返事を返してきました。
原因は1行目でした。「あなたの役割は、お店のインスタの専門家です」のように、AIに役を与える書き方で始めていたのです。AIによっては、特に無料利用の場合、これを「誰かになりきってほしい」という頼みごとだと受け取って、断ることがあります。(有料課金したハイスペックなAIなら基本的に起こりませんので無視してください。)
直したのは2つだけです。1行目を「このお店のプロフィール文を添削してください」のような、ふつうのお願いの文にする。お店の名前や営業時間などの情報は、【店名】【営業時間】のように見出しをつけて分ける。中身は同じなのに、それだけで答えがそのまま返ってきました。AIの性能ではなく、こちらの頼み方の順番でした。
私たち自身の8つのSNS・媒体のときは、AIにログアウトした状態とログインした状態の両方でプロフィールを読ませて、「宣言している目的/実際に出している内容/実際に反応している人/プロフィールの今の文/判定」の5列の表にしました。並んだ表を見た瞬間は、正直、少し恥ずかしかったです。毎日8つのSNS・媒体を運用していて、気づいていませんでした。
そのあと、8つのSNS・媒体を15分ずつに分けた貼り替えの手順書を作り、翌日には名前の貼り替えが終わりました。手順書にしたのは、全部を一度に直そうとすると、たまにしか開かない媒体が後回しになって、また残るからです。
ずれは怠慢ではなく「書いた人と時期が違う」から起きる。直すのは文ではなく決めごとだと思っています
3つのずれを並べると、同じところに行き着きます。
名前も、古い言葉も、リンクの順番も、それぞれの媒体を作ったときには正しかった。ずれたのは、作った人と作った時期が違うからです。お店なら、Googleマップは開業のときの自分、インスタは去年の自分、LINEは店員さん。同じお店の中でも、書き手は毎回違います。
前回の記事で、お店の方は自分のお店を知りすぎていて、外から何が選ぶ理由になっているかがいちばん見えにくい、と書きました。名前と説明も同じです。私たちも、並べた瞬間に一目で分かりました。AIが賢かったからではなく、並べたからです。AIにやってもらったのは、8つのSNS・媒体を同じ表に並べる作業だけで、決めたのは人です。
だから、直す対象は文ではなく決めごとです。正式な店名、誰に・何屋かの1行、使わない言葉のリスト。この1枚があれば、次に新しいSNSを始めるときも、同じ文を貼るだけで済みます。文を直すのは今回だけ、決めごとを作るのは一度だけ、そのあとは表に出るずれを消すだけ。
お店の方の時間は、営業に使うのがいちばんだと思っています。名前と説明をそろえる作業は、一度決めごとを作ったら、あとはAIに並べさせて差分を消すだけの作業にしておく。それで十分です。
今日からできるアクション5つ
-
4つの媒体(インスタ・Googleマップ・公式LINE・ホームページ)に今書いてある文を、1つのメモにコピーする(10分)
-
上の依頼文で、AIに違うところを表にしてもらう(5分)
-
店名の正式な表記を1つ決める(愛称を使うなら「正式名|愛称」の順)
-
使わない言葉を3つ書き出す(終わった季節の言葉・古い営業時間・やめたサービス)
-
4つの媒体の1番目のリンクを、「最後に来てほしい場所」にそろえる
1〜2は、今夜15分あればできます。3〜5は、明日から1媒体ずつで十分です。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
この記事が少しでも「勉強になった」と思っていただけたら、
ぜひ「スキ(♡)」を押して応援よろしくお願いします。
また、公式LINEでは、SNS集客のノウハウやイベント情報をいち早くお届けしています。
ぜひ今のうちに登録して、情報を受け取ってくださいね!
▼インスタ×AI×集客の公式LINEはこちら
▼SNS集客×AIに関する記事をメールで受け取って学びを習慣化しましょう(無料ニュースレターに今のうちに登録推奨です☺️)
この記事は note にも掲載しています。


コメント