「おすすめのお店、教えてください」と聞く投稿が、題材を変えて3回続けて伸びました。
それでも先週、私たちはこの問いの形を1つ変えることにしました。きっかけは、3回目の投稿についた16件の返信を、答えてくださった方の側から読み返したことです。
私たちは兵庫県宝塚市で、地域情報発信メディアを兄妹で運営しています。Threadsの毎日投稿を本格的に始めたのは9月に入ってからで、まだ試行錯誤の途中です。毎朝、前日の数字を2人で並べるところから1日が始まります。
前回、「地元のモーニング、どこに行かれますか」という問いの投稿が伸び、題材を変えた2回目も伸びた話を書きました。そのときに「次の題材で3回目を試したら、その結果もここに書きます」と予告していたので、今日はその続きです。
3回目の結果
3回目に出したのは、こんな投稿です。
「宝塚で発信している中で、来週、新しく一緒に活動を始める方との最初の打ち合わせを、地元の喫茶店ですることになりました。(中略)宝塚や阪神間で、比較的ゆっくりおしゃべりしやすい喫茶店・カフェ、ありますか?」
29時間で、表示4,955回。いいね25。返信は16件つきました。
1回目のモーニングが18,992回、2回目の夜ごはんが6,612回でしたから、3回とも、同じ週のほかの投稿(多くは数百回以下)から抜けて伸びたことになります。
私たちは、伸びた形を「型」として自分たちの手順に書き込むのは、題材を変えて3回続いてからと決めています。1回は偶然、2回で仮説、3回で型。前回の記事で「2回続いたので型として扱うことにした」と書いたのは、この3回目を確かめるためでした。
そして、この3回目の返信を読み返したときに、気になったことがありました。
型と呼んだ日に、読み返して気づいたこと
16件の返信を読みながら、答えてくださった方の側に立って、自分たちの投稿を読み直してみました。
すると、少し引っかかるところがありました。なぜ聞くのかは、書いてありました。打ち合わせで使うお店を選びたいから。人によって「おしゃべりしやすい」の中身が違うのを聞いてみたいから。ただ、どちらも私たちの側の都合でした。
自分の都合だけで聞く問いは、読む人から見れば「発信する側が調べる手間を省いている」ように見えてもおかしくありません。同じ問いでも、理由が誰のためのものかで、読む人の側で起きることが変わります。
一方で、書いていなかった理由もありました。宝塚のお店を全部知っているわけではないこと。教えていただいたお店に実際に行くのが好きなこと。教えていただいたモーニングのお店を、まとめて紹介する投稿にしている最中であること。どれも、答えてくださった方に返っていく理由です。
そちらを、書いていませんでした。答えてくださった方には、私たちがなぜ聞いているのかが、伝わっていなかったと思います。
問いの前に足した1文
そこで、問いを置くときは、その直前に「答えてくださる方に返っていく理由」を1文添える、と決めました。たとえばこう変わります。
✕「宝塚・阪神間で、お昼に持ち帰りができるおすすめのお店はありますか?」
◯「宝塚のお店を全部知っているわけではないので、教えていただけるとうれしいです。宝塚・阪神間で、お昼に持ち帰りができるおすすめのお店はありますか?」
問いの文は同じです。前に1文あるだけです。
この形に直した投稿を、今週から出しています。結果は、また数字がそろってから書きます。
問いは、読む人の時間をいただく行為
ここが、地元で発信を仕事にしたい方にいちばんお伝えしたいところです。
問いの投稿が伸びるのは、答えが読む人の側にあるからです。前回そう書きました。ただ、答えを出してもらうということは、読む人の時間をいただくということでもあります。
答えてくださる方に返っていく理由が1文あると、読む人にとってその問いは、「調べる手間を代わりにやらされること」ではなく、「一緒に地元のお店のリストを作ること」になります。同じ問いなのに、参加するかどうかの意味が変わる。私たちはそう思っています。
地域のメディアの問いは、読む人が自分の街のことを話せる場所を作るためのものです。その場所には、なぜ集まっているのかが書いてあるほうがいい。16件の返信を読み返して、そう思いました。
今日からできること
次に出す投稿で問いを置くなら、その直前に「なぜ聞くのか」を1文書いてみてください。
目安はひとつです。その理由が、自分の都合だけで終わっていないか。「新しいメニューに取り入れたいので」「教えていただいたお店に行って、紹介したいので」のように、答えてくれた人に返っていく理由が出てくる問いだけを出す。出てこない問いは、まだ出さない。
理由1文と、問い1つ。それだけで、答えてくださる方の側で起きることが変わると思っています。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
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明日も、地元で発信を続けていくための話を書きます。
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