「インスタの広告、出してみたいけど、いくらかかるか分からなくて」
「宣伝のボタンを押してみたけど、増えたのかどうか分からなかった」
お店の方から広告の話が出るとき、この2つのどちらかから始まることがよくあります。
私たちは兵庫県宝塚市で、地元のお店40社以上のSNSを支援している兄妹です。人口22万人の街で、自分たちのインスタは月間100万回見られる規模まで育ちましたが、広告はほとんど使ってきませんでした。この夏、初回のテストとして、12日間・約1万円のインスタ広告(Meta広告)を自分たちで出しました。目的は集客ではなく、「公式LINEに1人来てもらうのに、いくらかかるか」を知るためです。
この記事では、その広告で取れた4つの数字と、取ってみて分かった間違いを書きます。読み終わると、1回目の広告で「いくら・何日・どこを見るか」が決まります。
結論から書きます。
-
上限と終了日を先に決める。私たちは1日1,000円・12日で、使った金額は10,987円でした
-
見る数字は4つ。表示→クリック→着地→登録の順に並べて書く
-
私たちの実測は、クリック1.3%・着地1回70円・登録は着地の4.4%・登録1人あたり1,570円
-
人が減っていたのは、最後の「着地→登録」のところでした。広告文より先に直すのは、着地先で「受け取るもの」を見せる1か所
以下、よくある間違いを3つ、順番に書きます。
間違い① 着地先を、公式LINEの追加ページに直接している
●問題点
私たちの広告は、押すとそのまま公式LINEの友だち追加ページに飛ぶ形でした。途中に自分たちのページはありません。すると、登録すると何が受け取れるかの説明は、広告の文だけが担うことになります。
数字は正直でした。広告は5,607人に届き、178回クリックされ、追加ページは158回開かれました。ここまでは、1クリック62円・着地1回70円で、広告の文と画像は通用したと判断しています。ところが、追加ページを開いた158回のうち、実際に登録したのは7人。4.4%です。人を連れてくるところまでは動いて、最後の一歩で止まっていました。
●対策
着地先で、受け取るものを1画面で見せます。私たちは次に出すとき、広告の文を直す前に、公式LINEのプレゼントの見せ方を先に直すと決めました。10月に、その準備ができてから出し直します。
お店なら、広告の着地先を「フォローしてください」ではなく、「登録すると◯◯が受け取れます」が1画面で分かる場所にしてください。LINE限定のメニュー、予約の優先案内、季節商品の先行案内。渡すものが決まれば、着地先の文はほとんど決まります。
間違い② 広告用のリンクを分けていない
●問題点
広告を出している期間に登録が増えても、それが広告のおかげか、いつもの投稿のおかげかは、リンクが同じだと分かりません。私たちも今回は、広告の期間中に他の告知を一切していなかったから「全部広告経由」と言えただけで、リンクそのものには印がついていませんでした。
●対策
公式LINEの「友だち追加経路」で、広告専用のリンクを1本発行してから出します。無料で、数分で終わります。私たちは9月のはじめに、広告・記事・X・Threads・ストーリーズと、入口ごとにリンクを分けました。次の広告は、この広告専用のリンクで出します。
お店なら、広告用に1本だけ分けてください。それだけで、「広告で何人・いつもの投稿で何人」が月末に読めます。
間違い③ 見る数字が「いいね」と「届いた人数」で止まっている
●問題点
広告の管理画面には数字がたくさん並びます。目に入りやすいのは、いいねの数と、何人に届いたかです。でも、それだけを見ていると、「届いたのに動かなかった」のか、「届いていなかった」のかが分かれません。
●対策
見る数字を4つに絞って、この順に並べて書きます。
-
表示: 何回見られたか(私たちは13,833回)
-
クリック: 何回押されたか(178回・表示の1.3%)
-
着地: 着地先が何回開かれたか(158回・1回70円)
-
登録: 何人が登録したか(7人・着地の4.4%)
順番に並べると、どこで人が減ったかが見えます。私たちの場合、減ったのは3から4の間でした。だから直す場所は広告の文ではなく、着地先だと決まりました。表示からクリックまでの数字が悪ければ広告の文や画像を、着地から登録の数字が悪ければ着地先を直す。広告と着地先のどちらを直すかが分かるのが、つを順番に並べる理由です。
お店なら、広告を止めた日に、この4つをメモに書き写してください。5分で終わります。
マーケターが実際にやっている方法
1)上限と終了日を先に決める
1日1,000円、12日間、終わる日を決めてから始めました。「いくらかかるか分からない」の怖さは、上限を先に決めるだけで消えます。地元のサロンの方に広告の説明をしたとき、いちばん反応があったのは、設定画面で「1日233円×7日間で1,631円」のように合計が右下に出る場面でした(この金額は設定の例で、成果ではありません)。上限額が見えた瞬間に、質問が3つ続きました。
2)広告の前に、いまいる人に1回出す
広告を出す前に、いまフォローしてくれている人に向けて、登録するともらえる特典を用意して、その案内をストーリーズで回出していました。閲覧2,500回で、同じ公式LINEの登録が18人増えた回です。今回の広告12日分は7人でしたから、私たちの場合、いまいる人への1回のほうが多く動いています。
これは広告が無駄という意味ではありません。広告は、いまフォローしていない人に、お金で確実に届けられる入口です。ただ、比べる相手が手元にあると、広告の7人が高いか安いかを自分で決められます。
3)数字が出たら、直す場所を1つ決めて止める
12日で止めて、つの数字を順番に並べて、直す場所を「着地先」の1つに決めました。直してから、同じ設定で出し直します。同じ設定で出すのは、直した場所の効果だけを見るためです。
広告は「連れてくる」までしかしてくれません
ここが、お店の方にいちばんお伝えしたいところです。
広告費を払って動くのは、人を着地先まで連れてくるところまでです。連れてきた人が登録するか、予約するかは、広告の外側で決まっています。着地先に何が書いてあるか、受け取るものがあるか、登録の手間はどれくらいか。そこは、広告費を2倍にしても変わりません。
私たちの1万円は、7人の登録より、「自分たちの導線は最後の一歩で止まっている」と分かったことのほうに価値がありました。1回目の広告は、集客のためではなく、自分の導線のどこで人が止まるかを知るために出すものだと思っています。
今日からできること
-
1日の上限と終了日を決める(私たちは1日1,000円・12日)
-
着地先で「登録すると何が受け取れるか」が1画面で分かるようにする
-
公式LINEの「友だち追加経路」で、広告専用のリンクを1本発行する
-
止めた日に、表示・クリック・着地・登録の4つをメモに順番に書く
-
登録が着地の5%を切っていたら、広告の文ではなく着地先を直してから出し直す
目安は、この4つの数字と、1日1,000円です。数字は業種と街で変わるので、「うちの1回目はこうだった」を手元に残すところから始めてください。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
この記事が少しでも「勉強になった」と思っていただけたら、ぜひ「スキ(♡)」を押して応援よろしくお願いします。
明日も、小さなお店のSNS集客の話を書きます。
また、公式LINEでは、SNS集客のノウハウやイベント情報をいち早くお届けしています。ぜひ今のうちに登録して、情報を受け取ってくださいね!
▼インスタ×AI×集客の公式LINEはこちら
▼SNS集客×AIに関する記事をメールで受け取って学びを習慣化しましょう(無料ニュースレターに今のうちに登録推奨です☺️)
この記事は note にも掲載しています。

コメント