結論、SNSが初めてでも、フォロワーが少なくても、インスタのリール動画は見てもらえます。決め手になったのは、投稿の数でもフォロワー数でもなく、投稿する前に「誰に向けた発信か」と「最初の数秒で何を見せるか」を決めておいたことでした。
「フォロワーが少ないうちは、何を出しても見られないでしょ」と思っている方もいるかもしれません。3分だけ、お付き合いください。
このnoteでは、SNSとマーケティングで大事にしている考え方を、実際の現場で起きたことから書いています。あとで見返せるように、よければ先にフォローしておいてください。
私たちは兄妹で、兵庫県宝塚市を拠点に地域情報発信メディア「タカたび」を運営しています。妹は地元のお店の紹介動画の制作を、元楽天の兄は裏側の仕組みづくりを主に担当しています。
今年から、地元のことを一緒に発信してくれる仲間を増やしています。街の魅力を伝える人が増えるほど、地元のお店に人が来るきっかけも増えると考えているからです。
今日は、その仲間の1人で、SNSでの発信が初めてだった方の1本目の話です。
SNSが初めての人の1本目が、2日弱で約1.1万回見られた
宝塚で子育てをしているママが、子連れで行きやすいお店や場所を紹介するインスタを、10月3日に始めました。SNSで発信するのは、これが初めてです。
1本目は、宝塚市の清荒神(きよしこうじん)にある古民家カフェを紹介したリール動画でした。
投稿から2日弱たった10月5日の昼の時点で、再生は約1.1万回、いいねは91。そのときのフォロワーは62人でした。
翌日に出した2本目(市内の文化施設の芝生広場の紹介)は、約18時間で2,511回です。毎回1万回を超えるわけではありません。
たまたま当たっただけでは、と思われるかもしれません。私たちも、その可能性はあると思っています。
ただ、投稿までの18日間にやったことを振り返ると、偶然だけではない理由も見えてきます。
投稿を始める前に、「誰に向けた発信か」を1文で決めた
9月15日の最初の打ち合わせで、まず決めたのはアカウントのテーマです。
「引っ越してきたママが見つけた、子どもと過ごしやすい宝塚」
本人も、ほかの街から宝塚に引っ越してきて、子育てをしています。自分の経験そのものを、テーマにしました。プロフィールの1行目も「子どもと暮らしやすい宝塚をつくりたいママ」です。
誰に向けた発信かが決まると、紹介する場所の選び方も、撮るものも、言葉も決まっていきます。
1本目のカフェで動画に入れたのは、畳のキッズスペースや、子どもと一緒に食べられるランチでした。2本目の芝生広場では、授乳室とおむつ替え台があることを入れています。どちらも、小さな子どもがいるママが「行けるかどうか」を判断するときに知りたいことです。
動画より先に、自己紹介を作った
動画を出す前に、ストーリーズに自己紹介を5枚作り、プロフィールの下に残しておけるようにしました。
最初に届いた自己紹介に、私たちから伝えたのは次のようなことです。
・発信を始めたきっかけを一言入れる
・出身だけでなく、今住んでいる「兵庫県宝塚市」も書く
・得意なことだけでなく、苦手なことも書く
動画を見て気になった人は、次にプロフィールを開きます。そこで「どんな人が、なぜ発信しているのか」が分かると、フォローするかどうかを決めやすくなると考えています。
最初の数秒で「誰向けの動画か」を見せた
1本目の動画は、最初の版から完成までに2回直しています。いちばん大きく変えたのは、冒頭でした。
最初の版は、店内に吊るされた植物のカットが、冒頭の約4秒続いていました。雰囲気はとても良いのですが、これだけでは何の動画なのかが分かりません。
そこで冒頭を2つに分けて、前半はランチを持ち上げるカット、後半はお子さんが食べたり遊んだりしているカットにしました。
最初の数秒で「子どもと行けるカフェの話だ」と分かれば、同じ悩みを持つママは手を止めてくれます。雰囲気の良いカットより、見る人が「自分に関係ある」と分かるカットを先に置く。これが、いちばん大事にしたところです。
同じ絵が3秒以上続かないようにした
ほかに直したのは、次のようなところです。
・途中の十数秒、料理がまったく映らない場面があったので、湯気や箸で持ち上げる動きのある料理のカットに差し替える
・おもちゃの棚が同じ画面のまま約3秒続く場面を、2つに分ける
・テロップに「、」「。」を使わず、なくても伝わる「だから」などの言葉は削る
私たちは、同じ絵が3秒以上続くと、見ている人が離れやすいと考えています。とくに動きの少ない場面ほど、短く切るようにしています。
地味な直しばかりのような気もします。でも、見る人が途中で離れないかどうかは、こうした細かいところで変わると思っています。
フォロワーが少ないうちは、「誰に向けたか」が届く範囲を決める
ここが、この記事でいちばん伝えたいことです。
インスタのリール動画は、フォロワーではない人の画面にも表示される仕組みになっているようです。だから、フォロワーが62人でも、1万回以上見られることが起こります。
そのとき、知らない人の画面で手を止めてもらえるかどうかを決めるのは、フォロワー数ではありません。最初の数秒で「これは自分のための動画だ」と分かるかどうかです。
そして、それが分かる動画を作れるかどうかは、撮る前に「誰に向けた発信か」が決まっているかどうかで変わります。
フォロワーが少ないことは、見られない理由にはなりません。見られないのは、誰に向けた動画なのかが、最初の数秒で伝わっていないときだと考えています。
フォロワー数と集客の関係については、フォロワー300人のまま会員が約4倍になった教室の話を別の記事に書いています。あわせて読むと、フォロワー数をどう見ればいいかが分かりやすくなると思うので、ぜひ。
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今日からできること
これからSNSを始める方、始めたばかりの方は、次の3つから試してみてください。
1)アカウントのテーマを、「誰の、どんな場面のための発信か」まで1文で書く
2)次の動画の最初の2秒に、見る人が「自分向けだ」と分かるカットを置く(料理なら持ち上げる瞬間、子連れ向けなら子どもが楽しんでいるところ)
3)投稿する前に1回だけ通しで見て、同じ絵が3秒以上続いている場面がないかを確かめる
まとめ
SNSでの発信が初めてのママが10月3日に出した1本目のリールは、2日弱で約1.1万回見られました。そのときのフォロワーは62人です。
投稿までの18日間でやったのは、「誰に向けた発信か」を1文で決めること、動画より先に自己紹介を作ること、そして最初の数秒で「誰向けの動画か」が分かるように直すことでした。
フォロワーが少ないことは、見られない理由にはなりません。見られるかどうかは、撮る前に「誰に向けるか」が決まっているかで変わると考えています。
そして何より、この結果は、本人が初めての撮影と編集に向き合い、何度も直しながら1本目を仕上げたからこそだと思っています。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
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