AIでSNSを回しても伸びない人の共通点5つ。同じAIで書いた投稿で、届いた数が180倍違った理由

結論、AIでSNSを回しても伸びないのは、AIの性能のせいではありません。
・体験を伝えずに頼む
・投稿の1行目など重要なポイントまでAIに任せる
・自分が言いたいことを書く
・数字を見ずに出しっぱなしにする
・そして逆に、AIに任せるべき作業まで全部自分で抱えている
この5つです。

「AIで投稿を作っているのに、いいねも反応もほとんどつかない」
「結局、AIが書いた文章は読まれないんでしょ」
と感じている方こそ、3分だけお付き合いください。

このnoteでは、SNSとマーケティング、AIの使い方で大事にしている考え方を、実際の現場で起きたことから書いています。
あとで見返せるように、よければ先にフォローしておいてください。

私たちは兄妹で、兵庫県宝塚市を拠点に地域情報発信メディア「タカたび」を運営しています。
妹は地元のお店の紹介動画の制作を、元楽天の兄は裏側の仕組みづくりを主に担当しています。
これまでに、地元の会社やお店40社以上のSNS集客を、個別の支援や勉強会でお手伝いしてきました。

同じAIで書いて、届いた数が180倍違いました

私たちが地元の情報を発信しているThreadsで、9月3日から10月12日までの40日間に、AIで回した投稿は55本です。合わせて延べ約26万回見られました。

いちばん届いた1本は、5万9千回。中央値は、322回でした。その差は約180倍です。

いちばん届いたのは、兄がおばあちゃんの家に遊びに行ったときの話でした。そして、5万9千回の投稿も、322回の投稿も、書いたのは同じAIです。

差がついたのは、AIに何を伝えたか。
そして、どこまでを人が決めたか。
55本の数字を読み返して分かった、伸びない人の共通点を5つお話しします。

1つ目、体験を伝えずに「投稿を作って」と頼んでいる

5万9千回届いた投稿は、兄が実際におばあちゃんの家で見たこと、感じたことをAIに伝えて、文章にしたものです。1万6千回届いた「アジフライ定食」の投稿も、実際にお店で食べた体験から書いています。

体験を伝えずに頼むと、AIは「それっぽい」文章を作ります。
読みやすくて、間違いもない。でも誰が書いても同じなので、指が止まらずに流されてしまいます。

大前提、SNSの中身になる1次情報は、人がAIに伝える。
AIは、それを読みやすい形に整える。この順番が、いちばん大事なところです。

お店をしている方なら、「今日、常連さんにこう言われて嬉しかった」の一言でも十分です。この一言があるだけで、AIが書く文章は、あなたにしか書けない文章に変わります。

2つ目、1行目までAIに任せている

スマホで流れてくるXやThreadsなどのテキスト系の投稿は、最初の1行で
読むかどうか一瞬で判断されます。

私たちは一時期、「活動の裏側を少し見せると」という書き出しをよく使っていました。この書き出しで始めた3本は、どれも100回に届いていません。

いちばん届いた投稿の1行目は、「今おばあちゃんの家に遊びにきてて、」。
説明がなく、思わず続きが気になる一言です。

AIに任せると、1行目はどうしても、きれいな説明の文になりがちです。
なので、1行目だけは人が選びます。
ただ、友だちに話しかけるような口調にするだけでは伸びません。
AIには「『今おばあちゃんの家に遊びにきてて、』のような、読む人の指が止まる強烈なフックを1行目に書いて。案を5つ出して」と、手本になる1行目を添えて頼み、その中から選びます。この1行目のフックとして何が最適かはアカウントやジャンルごとに変わります。

3つ目、自分が言いたいことを書いている

私たちの投稿で届かなかったのは、PRのレポートの話や、投稿を作る工程の話。つまり、自分たちの仕事の話でした。

逆に多くの人に届いたのは、2万7千回の「地元の読み方が難しい地名」の話や、1万8千回の「地元のお土産って何があるの、と聞かれていちばん答えに困る」という話です。どちらも、読んだ人が「自分なら何て答えるかな」と考えたくなる話でした。
私たちは地元の情報を発信しているので地元の話でしたが、お店や会社なら、お客さんが「自分ごと」として考えたくなる話がこれにあたります。

AIは、頼んだテーマのまま上手に書いてくれます。でも、何を書くかを決めるのは人です。

テーマに迷ったら、AIに「美容室に通う30代の女性が、つい誰かに話したくなる話題を10個出して」のように、自分のお客さんを具体的に入れて聞きます。
その中から、自分が実際に体験したものを選びます。
案を出すのはAI、選ぶのは人です。
投稿する前には、「これは読む人にとって、自分の話になっているか」を一度だけ自分に聞いてください。

4つ目、数字を見ずに、出しっぱなしにしている

AIで投稿が楽に作れるようになると、出したら終わり、になりやすくなります。

私たちのところでは、毎朝AIが前の日までの数字を集めて、レポートにしています。「活動の裏側を少し見せると」の書き出しも、このレポートの数字を見て、兄がやめると決めました。そこから1行目の決まりを2回作り直し、直したあとに出した投稿から、1万6千回届くものも出てきました。

直す案はAIも出せます。でも、どこを直すかを決めるのは人です。
数字だけ見て正しそうな案でも、読んでくれている人の顔を思い浮かべると、「それは違う」と分かることがあります。ここは人間の経験や感覚が活かされる部分です。

見るところは、最初はテーマと1行目の2つだけで十分です。
まずは週に1回、いちばん届いた投稿といちばん届かなかった投稿を横並びにして、AIに「違いはどこか」を聞いてみてください。

5つ目、AIに任せるべき作業まで、全部自分でやっている

ここまでと逆の話です。

私は意志が弱くて飽きっぽく、毎日同じ作業を淡々と続けるのがとにかく苦手です。だから、続けることは最初から仕組みにしました。

文章を整える。媒体ごとに言い換える。決まった時間に予約する。数字を集める。ここは全部AIの担当です。
私たちは1本のYouTubeの動画を、X、Threads、note、ポッドキャストまで、AIにコンテンツの横展開をしてもらっています。

人がやるのは、体験を伝えること、1行目を選ぶこと、何を書くかを決めること、数字を見て判断すること。1つ目から4つ目で話した部分だけです。

「毎日投稿を続けていてすごいですね」と言っていただくこともあります。でも続けているのは、私ではなく仕組みとAIです。
人が全部を抱えると、いちばん大事な体験や判断に使う時間や人と会う時間がなくなってしまいます。

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5つ目の「AIに任せるべき作業」がどこなのかを、図で確かめられます。

今日からできること

次にAIに投稿を頼む前に、今日あったできごと体験したことや感想を3行だけメモして、一緒に伝えてください。

そして出てきた投稿の1行目だけは、手本になる強いフックを添えてAIに5つ案を出してもらい、自分で選ぶ。この2つだけで、同じAIでも投稿の読まれ方は変わり始めます。

まとめ

AIでSNSを回しても伸びない人の共通点は、次の5つです。

1つ目は、体験を伝えずに頼んでいること。
2つ目は、1行目までAIに任せていること。
3つ目は、自分が言いたいことを書いていること。
4つ目は、数字を見ずに出しっぱなしにしていること。
5つ目は、AIに任せるべき作業まで全部自分でやっていること。

同じAIで書いた投稿でも、届いた数は5万9千回と322回、約180倍違いました。差をつけたのはAIの性能ではなく、人が伝える体験と、人が決めるところです。

作業はAIに任せて、体験と判断は人が持つ。
AIがどれだけ賢くなっても、あなたの体験だけはAIには作れません。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました!

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人口22万人の宝塚市で、SNS総フォロワー3万人の地域情報発信メディア「タカたび」を運営する兄妹です。兄は元楽天、妹は元地銀。会社員としてビジネスの基本・コミュニケーション・営業を学び、会社を辞めて地元を変えるために本気で活動しています。お店や会社のSNS集客とAI活用を支援し、その実践をこのブログで毎日公開しています。

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