AIを仕事に入れる前に、決めておく3つ。お金の確認と送る判断は、人に残している理由

結論、AIを入れても忙しさが変わらないのは、文章や画像づくりのような一部の作業で止まっていて、いまのAIにどこまで任せられるかを知らないからです。任せる仕事を広げる前に決めておくのは、お客さんの情報を守る設定、AIの作業と人の確認の境目、体験や現場で見たことは人がAIに伝えること、の3つです。

「AIに任せても、文章や画像を少し作ってくれるだけで、仕事が早くなるわけじゃないでしょ」「普段AIを使っていないから、何からやればいいか分からない」と感じている方こそ、3分だけお付き合いください。

このnoteでは、SNSとマーケティング、AIの使い方で大事にしている考え方を、実際の現場で起きたことから書いています。あとで見返せるように、よければ先にフォローしておいてください。

私たちは兄妹で、兵庫県宝塚市を拠点に地域情報発信メディア「タカたび」を運営しています。妹は地元のお店の紹介動画の制作を、元楽天の兄は裏側の仕組みづくりを主に担当しています。これまでに、地元の会社やお店40社以上のSNS集客を、個別の支援や勉強会でお手伝いしてきました。

今日の話は、YouTubeの動画でも話しています。画面で実際の様子を見たい方は、こちらからどうぞ。

AIを入れたのに、忙しさが変わらない理由

私たちがAIを本格的に仕事に入れたのは、今年の7月からです。いまは毎朝の予定の整理、請求書づくり、打ち合わせの議事録、数字の集計、記事や動画づくりまで、多くの作業をAIに任せています。

AIを入れたのに忙しさが変わらない会社やお店には、共通する原因が3つあります。

原因の1つ目は、文章づくりや画像づくりのような、一部の作業で止まっていることです。AIは、その先の集計や資料のたたき台づくり、予定の整理まで進められるのに、そこまで任せていません。

原因の2つ目は、いまのAIにどこまでの仕事を任せられるかを、まだ知らないことです。AIは数か月ごとに新しくなり、任せられる仕事の量も増えています。知らないだけで、AIに任せられる仕事を自分の手元に残しています。

原因の3つ目は、AIに課金していないことです。Claude Codeのように、パソコンの作業を代わりに進めてくれるAIは、月3,000円ほどの有料プランに入らないと使えないことが多いです。私たちも課金をためらっていた時期があり、もっと早く始めればよかったと感じています。

今日は、AIに任せる仕事を広げる前に、決めておいてほしい3つをお話しします。ここが決まらないまま任せる仕事を増やすと、AIが出したものを全部確かめ直すことになり、かえって時間が増えるからです。

1つ目、お客さんの情報を守る設定を先に確かめる

お客さんの名前や金額のような情報をAIに扱わせるなら、入力した内容がAIの学習に使われない設定になっているかを、必ず先に確かめてください。

私たちは、Claudeは学習に使わない設定にしていて、Googleは会社向けのGoogle Workspaceで使っています。どちらも、入れた情報がAIの学習には使われません。

便利さを試すのは、そのあとです。AIの使い方は後からいくらでも覚えられますが、一度外に出たお客さんの情報は取り戻せません。

2つ目、AIの作業と人の確認の境目を決める

私たちは、作業ごとに「ここまではAI、ここから先は人」と決めています。

請求書は、先月の分を複製して日付や月を入れ替えるところまでをAIに任せています。入金の確認は、AIが「入金済み」と出しても、最後は必ず人が口座の明細を見ます。お金のミスは、それまでの信頼を一度でなくしてしまうからです。

お客さんに送るメールは、下書きに保存するところまでがAIの仕事です。送るボタンを押すのは人で、言葉の温度が合っているかを読み直してから送ります。

議事録も同じです。打ち合わせが終わると、AIが話に出たことを1つ残らず拾って、次に誰が何をやるかまでまとめてくれます。ただ、出てきたことを全部やると手が回りません。その中から、やらないことを決めるのは人です。

境目が決まっていれば、人はそこだけを見ればよくなります。決まっていないと、AIが出したものを全部確かめ直すことになります。

3つ目、体験と一次情報は人がAIに伝える

私たちは、記事やSNSの投稿づくりにもAIを使っています。ただ、その中身になる体験や、現場で見たこと、お客さんとのやりとりは、AIに考えさせていません。

私たちの場合は、自分で企画して、自分の声で話したYouTubeの動画がそれにあたります。人が話した体験と考えをAIに伝えて、AIはそこから、note、X、Threadsなど媒体ごとに文字数や言い回しを作り変えます。

AIにゼロから書かせた文章は、それっぽく見えても、誰の心にも残りません。会社の中にいる人にしか見えない場面や、お客さんとのやりとりは、AIは知らないからです。体験と判断は人が先に出して、形にするのをAIに任せる。この順番を守っています。

AIは、ITに詳しい一部の人だけのものではありません

「AIを使いこなせるのは、もともとインターネットやITに詳しい一部の人だけ」と感じている方も少なくありません。

私たちも、最初から使いこなせていたわけではありません。それでも、毎朝の予定の整理や請求書づくりのように、毎週くり返す作業から任せていくと、使える場面は自然に増えていきました。

AIが得意なのは、拾うこと、まとめること、形を作り変えることです。何をやらないか、どの案を採るか、お客さんにどんな言葉で伝えるかは、その会社の人にしか決められません。

だからこそ、AIで空いた時間は、判断すること、考えること、お客さんとの信頼をつくることに使っています。作業をAIに任せるのは、人にしかできない仕事に時間を戻すためだと考えています。

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今日からできること

毎日やっている作業を1つだけ選んで、「AIに任せるのはどこまでか」「最後に人が見るのはどこか」を1行ずつ書いてみてください。

請求書なら、作るのはAI、入金を見るのは人。メールなら、下書きはAI、送るのは人。1つ決まれば、次の作業も同じ考え方で決められます。

まとめ

AIを入れても忙しさが変わらないのは、一部の作業で止まっていて、いまのAIにどこまで任せられるかを知らないからです。任せる仕事を広げる前に、次の3つを決めておいてください。

1つ目は、お客さんの情報が学習に使われない設定を先に確かめること。2つ目は、作業ごとに「ここまではAI、ここから先は人」を決めること。3つ目は、体験や現場で見たことは人がAIに伝えると決めること。

お金の確認と、お客さんに送る判断は、人に残す。そう決めているから、私たちは安心して多くの作業をAIに任せられています。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました!

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人口22万人の宝塚市で、SNS総フォロワー3万人の地域情報発信メディア「タカたび」を運営する兄妹です。兄は元楽天、妹は元地銀。会社員としてビジネスの基本・コミュニケーション・営業を学び、会社を辞めて地元を変えるために本気で活動しています。お店や会社のSNS集客とAI活用を支援し、その実践をこのブログで毎日公開しています。

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